美肌を謳う化粧品や健康食品が増えている昨今、肌のきれいな女性たちが多くなっています。
一方で毎朝鏡を見るたびに、自分の顔に浮かび上がるシミにため息をついている女性が多いのも事実です。
ファンデーションのカバー力が高まっているなかシミを隠すことは難しくないのですが、やはり求めているのは素肌から美しいということでしょう。
そこで、綺麗になりたい女性の悩みの種となるシミをどうにかするということは出来るのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

シミができる原因のほとんどは紫外線

紫外線

日焼けをするとシミになる、昔からよく聞かれることです。
これは紫外線の影響が関係していることは広く知られていますが、その詳細を知っている人はどれくらいいるのでしょうか。

まず紫外線にはA波とB波という2種類が存在します。
このふたつの紫外線はどちらもシミの原因となります。ところがアプローチが異なるために対策方法も違ってくるのです。
真夏の暑い日に海やプールなどに行きガンガン日焼けをすると、肌が真っ赤になったり水ぶくれを起こすことがあります。
これは紫外線B波の影響と言われるものです。

B波は波長が短いのが特徴ですが、もうひとつとてもエネルギーが強いという一面があります。
そのために長時間浴びることで肌の表面の細胞が傷ついて炎症を起こしやすいのです。
B波は表面のメラノサイトを刺激してメラニン色素を作り出してしまうこととなりシミやそばかすが出来てしまいます。
日焼けによる赤みや痛みといった症状は2~3日で落ち着いてきますが、繰り返すことで皮膚がんのリスクも高まるために軽く考えてはいけないのです。

ではもうひとつの紫外線A波は肌にどのような影響を与えているのでしょうか。
日焼けの原因となるのはほとんどがB波によるものと言われており、A波は肌を黒くしたり赤くしたりといった影響を与えにくいと言われています。
そのためにすぐに悩みを生じるといったことが少なく、あまり対策を行っていない人も多くいました。
ところがA波は真皮と呼ばれる肌の奥深くまで届くという特徴があります。
そのために見えない部分でじわじわとダメージを与えているということがわかってきたのです。

肌の奥深く真皮まで届いたA波は、肌の弾力や保湿を保つコラーゲン層を破壊してしまいます。
ダメージを受けた真皮はメラニンの生成が盛んになっていき肌自体が黒くなっていくこととなります。
これがサンタンと呼ばれる現象です。
肌が赤くなる日焼けサンバーンと比較すると、ヒリヒリしたり皮むけが起こるといったことがないために深刻に考えない人も多くいます。
シミを濃くしたりシワの原因ともなるといわれきちんと対策をすることが重要なのです。

つまりA波とB波両方をきちんと対策することで、肌の悩みを解消することが出来るといっても過言ではないのです。

シミをこれ以上増やさない!紫外線対策で予防する

では具体的にはどのような紫外線対策が有効なのでしょうか。
比較的容易に対策出来るのはB波の方です。
波長が短いB波は地球を覆うオゾン層や上空に浮かぶ雲などに阻まれて、私たちにたどり着くまでには1割ほどになります。
それほど多くない量ではあるので日傘や日陰を選んで歩く・肌の露出を避けるといった方法で防ぐことが出来ます。

対策がしにくいと言われているのがA波です。
肌への影響が急速に出ることがないために気づきにくいのですが、毎日の生活の中で徐々に影響が蓄積されてしまう厄介なものです。
A波は波長が長くオゾン層なども通り抜けやすい性質があります。
そのためにB波と比較すると地上に降り注ぐ量は20倍も多いと言われているほどです。
そして雲や窓ガラスといったものも通り抜けてしまうために、室内や曇りの日でも私たちは浴び続けることとなります。

通常の窓ガラスでも閉めてしまえばB波はほとんど遮ることが出来ます。
しかしA波はすり抜けてしまうので、UVカットガラスに交換するかUVカットフィルムを貼りつけることで対策が可能となります。
家の窓ガラスをすべてUV対応ガラスにするのは費用もかかりますが、その場合はUVカットカーテンを利用してみるのもいいでしょう。
生地の種類によってカットできる割合が異なっているので購入する際は確認が必要です。

スキンケア用品を効果的に取り入れることもおすすめです。
特に日焼け止めはA波B波ともに防ぐことが出来るアイテムです。
しかし汗や皮脂、衣類との摩擦によっても落ちてしまうために2~3時間おきに塗りなおすほうがいいでしょう。
そして意外に知られていないのが目から入る紫外線です。
目から入ってくる紫外線は身体の中でメラニンを作る原因となるため、UVカットサングラスやメガネで目を保護することも有効です。

日焼け止めは紫外線対策に有効ですが、肌へ負担をかけることにもなります。
そこでサプリメントを利用することも可能です。
紫外線を浴びることで生成される大量の活性酵素がシミの原因となっているのですが、この活性酵素を除去することが出来れば紫外線ダメージを解消することが出来るのです。
日焼け止めの塗り忘れに焦ることもなく、一年を通して対策が出来ることから世界中の皮膚科医からも注目されています。

衝撃!ケシミンクリームでシミは消えない!

今あるシミを消したい、そう思っている人の中にケシミンクリームを利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
TVCMや覚えやすいネーミングでドラッグストアで気軽に購入することが出来ます。
ところがケシミンというネーミングとは逆に、実はケシミンクリームでシミは消えないのです。
これは販売元の公式HPでも記載されており、そもそもがメラニンの生成を抑えてシミやそばかすを予防するのが目的の商品なのです。

ケシミンクリームは医薬品ではなく医薬部外品に分類されています。
どれぐらいの有効成分が配合されているのかということを表記する必要がなく、塗ることで実感できる効能は穏やかであります。
医薬部外品は副作用の心配がほとんどないという利点はありますが、シミを消したいと思っている人への効果は期待できないことは覚えておきましょう。

ケシミンクリームの効能を正しく理解していないと、シミが消せると思って毎日クリームを塗りこむことで肌との摩擦が起こり余計に色素沈着を起こすこともあります。
消えないどころか濃いシミへとなってしまう可能性もあるのです。

ケシミンクリームの有効成分とされているのはビタミンC誘導体と抗炎症成分・ビタミンEの3つです。
出来てしまったシミを消す効果は期待できませんが、普段のスキンケアに利用することでシミが出来にくい肌に近づけることは可能です。
正しく使うことで、今できているシミをこれ以上濃くすることを防ぐ・新しく出来にくい肌にするといった効能が期待できるでしょう。

洗顔後はまずは化粧水や乳液で肌を整えます。
まずは肌に合うかどうかを確認するために少量からつけていきます。
指先にパール粒ほどの量をとり気になる部分になじませるように塗っていきます。
朝晩どちらでも使用は可能ですが、夜間は肌の新陳代謝が活発になる時間帯でもあるので夜のお手入れがおすすめです。

春から夏の紫外線の多い季節には、日焼け止めを塗る前にケシミンクリームを塗ることで相乗的な効果を発揮してダメージを最小限に抑えることが出来ます。
ただしこれだけで紫外線を防ぐことは出来ないので、補助的な役割としての使用となります。

基本的には市販されているスキンケア用品でシミを消すことは出来ません。
薄いものなら肌のターンオーバーでメラニンの排出はされるので自然に消えることはありますが、濃いものはクリニックで治療することが必要です。